新たにモンテネグロの首相に就任した、ミロイコ・スパイッチさんが
埼玉大学の卒業生だったことが発表され、話題になっています。
では、ミロイコ・スパイッチさんは一体どのような人物なのでしょうか。
今回は、ミロイコ・スパイッチさんのプロフィールや経歴、学歴などについてまとめていきたいと思います。
ミロイコ・スパイッチのプロフィール
ミロイコ・スパイッチさんのプロフィールは下記の通りです。
名前:ミロイコ・スパイッチ(Milojko Spajić)
生年月日:1987年9月24日
年齢:36歳(2023年11月現在)
職業:モンテネグロ首相(2023年10月〜就任)
若干36歳という若さでの首相就任。
政治に対して、高い志がある方なんでしょうね。
モンテネグロはどんな国?
モンテネグロは東南ヨーロッパ、バルカン半島に位置する共和国です。
首都:ポドゴリツァ
面積:13,812平方キロメートル(福島県とほぼ同じ)
人口:62万7千人(22年推定)
民族:モンテネグロ人(45%)、セルビア人(29%)、ボシュニャク(9%)、アルバニア人(5%)等
言語:モンテネグロ語(公用語)、セルビア語等
宗教:キリスト教(正教)、イスラム教等
ミロイコ・スパイッチは埼玉大学の卒業生!
ミロイコ・スパイッチ氏がモンテネグロ首相になるまでを見てみましょう。
ミロイコ・スパイッチの学歴
ミロイコ・スパイッチさんの学歴は以下の通りです。
大阪大学|経済学(1年間在籍)
埼玉大学|経済学 卒業
清華大学|交換留学プログラム
HECパリビジネススクール|修士号取得
ミロイコ・スパイッチさんは、国費留学生として埼玉大で学び、2012年3月に卒業しています。
モンテネグロでの首相就任を機に、埼玉大学が公式にコメントを出しています。
2023年10月31日、本学卒業生のミロイコ・スパイッチ氏がモンテネグロの首相に就任しました。
埼玉大学公式サイトより
スパイッチ氏は埼玉大学経済学部にて4年間学び、卒業されています。
埼玉大学在学中は経済学を専攻し、計量経済学を学んでいました。
また、小論文コンテストで優秀賞を受賞するなど優秀な成績を修めていたようです
スパイッチ氏は、国費留学生として埼玉大学経済学部にて4年間学び、卒業されました。在学中の2010年には、日本がアジアで果たすべき役割を論じた論文が、NRI学生小論文コンテストにて優秀賞を受賞しました。
埼玉大学公式サイトより
ミロイコ・スパイッチさんの書いた論文を一度拝読してみたいものです。
ミロイコ・スパイッチは6か国語が話せる!
ミロイコ・スパイッチさんは、母国語に限らず多数の言語を話すことができるようです。
・セルビア語
・フランス語
・ロシア語
・英語
・日本語
・中国語
ヨーロッパの方はやはり多国語が一般的といいますが、ヨーロッパ圏だけではなく、
日本語はもちろん、中国語まで堪能とは類まれな頭脳の持ち主ですね。
ミロイコ・スパイッチの経歴
ミロイコ・スパイッチの大学卒業後の経歴
ミロイコ・スパイッチさんは、埼玉大学を卒業後、フランスでMBAを取得。
その後、キャリアをスタートさせています。
ミロイコ・スパイッチさんの主な経歴は以下の通りです。
・米国のウォール街、パリ、東京で働く
・ゴールドマン・サックスで専属アナリスト勤務
その後、母国へ戻り政治家としての活動を始めています。
ミロイコ・スパイッチの政治家としての経歴
・母国で無党派の政治家としてキャリアをスタート
・2020年|議会選挙で、ズドラフコ・クリヴォカピッチの専門家チームのメンバー
・2020年12月4日|財務・社会福祉大臣に就任
・任期中に副首相に就任
・2023年4月26日|PESの選挙人名簿のトップに就任
ミロイコ・スパイッチさんは、宗教の自由に関する法律の採択を主な理由として政界入り。
また、「状況が改善するまでモンテネグロから出国するつもりはない」や、
「モンテネグロ人の大部分が信頼しているセルビア正教会のような政教分離に反した国家を投資家は信じない」
という信念を持ち、政治活動をされている方のようです。
ミロイコ・スパイッチさんが財務・社会福祉大臣に就任した際には、給料を全額寄付したというエピソードもあるようです。
セルビアとモンテネグロの二重国籍疑惑
政治家として順風満帆のキャリアを重ねてきたミロイコ・スパイッチさん。
遂に、2023年の大統領選挙に立候補します。
しかし、セルビアとモンテネグロの二重国籍であることが判明し、
州選挙管理委員会(DIK)によって立候補が拒否されてしまいます。
二重国籍について、ミロイコ・スパイッチさんは次のように話しています。
2009年にセルビア国民になったが、セルビア市民権放棄の手続きはまだ進行中である
ビザなしで日本に旅行できるようにするためにセルビア国籍を受け入れた
日本を思う気持ちがとても嬉しくなる声明ですね。
まとめ
今回は、モンテネグロのミロイコ・スパイッチ首相について詳しくまとめてみました。
ぜひ、今後の日本とモンテネグロの架け橋となってほしいですね。
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